武藤フル出場も王者の前に完敗
ブンデスリーガ第7節、マインツはホームにバイエルン・ミュンヘンを迎えた。
結果は3-0で王者バイエルンが勝利。武藤嘉紀はフル出場したが、結果は残せなかった。
ボルシア・ドルトムントの連勝が止まったため、唯一の全勝チームとなったバイエルン。マインツを相手に敵地で序盤から主導権を握り、相手のカウンターに注意しながらもマインツ敵陣でパスをつなげる。特に左サイドからのチャンスを構築していく。
武藤を1トップで起用したマインツは、もちろんカウンター狙いだが、ボールを持っても素早い相手のプレスをかいくぐることができず、難しい時間が続く。それでも18分に高い位置で相手のパスミスをカットして数的優位をつくった。だが、マリのパスが通らず、フィニッシュにいけない。
すると、バイエルンは20分にこの試合最初の決定機。コマンがドリブルでペナルティーエリア右に侵入すると、デ・ブラシスに倒されてPKを獲得する。だが、これをミュラーがバーの上に外し、スコアは動かなかった。
マインツは28分に武藤がゴール前でチャンスを迎え、何とかフィニッシュまで持ち込んだものの、右足のシュートは枠の左。数少ないチャンスを生かすことができなかった。
前半を0−0で折り返したが、前節ヴォルフスブルク戦で9分間で5得点という離れ業を見せたレヴァンドフスキが得点力を見せつける。51分、コマンのクロスにヘディングで合わせて先制すると、63分にはビダルのパスを受け、GKまでかわして2点目。68分には、左サイドを突破したドグラス・コスタのクロスにコマンが詰めて、一気に3−0とした。
マインツはバイエルンに先制を許した後、より攻撃的になり、敵陣に入る機会が多くなる。だが、同時に相手に与えるスペースも広くなった。
マインツは72分に右サイドからのクロスに武藤がヘディングで合わせたが、相手にブロックされたボールはCKに。惜しいチャンスに絡むが、バイエルンからゴールを決めることはできなかった。
終盤はレヴァンドフスキにハットトリックの好機もあったが、この日は2点止まり。それでも、バイエルンが3−0の快勝で開幕から続く全勝を継続した。