イニエスタの決勝点でスペインがワールドカップ初優勝
2010年サッカーW杯南アフリカ大会は初のアフリカ開催。
開催国の南アフリカはグループステージで敗退し、その他のアフリカ諸国のうち、決勝トーナメントに進出したのはガーナのみ。そのガーナも準々決勝で敗れてしまった。
本大会に出場した欧州諸国は13か国で、グループステージを突破したのは史上最低の6か国。
イングランドはドイツに決勝トーナメント1回戦で敗れてしまった。それでも欧州の強豪オランダとスペインは、強さをみせつけて決勝まで勝ち上がった。
欧州王者スペインは、決勝トーナメント1回戦でクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルを下し、続く準々決勝もパラグアイを撃破。準決勝ではドイツに1-0で勝利し決勝進出。
オランダは、決勝トーナメント1回戦でスロバキアを2-1で下すと、続けてブラジル、ウルグアイの南米勢を下して決勝に辿り着いた。
決勝は、お互いの意地がぶつかり合う激しい展開で、最高記録を大幅に上回る14枚のイエローカードが乱れ飛んだ。オランダのセンターバックを務めたヨニー・ハイティンガが2枚のイエローカードで退場となったことは、試合を大きく左右することになった。
試合は延長にもつれ込んだが、結局、アンドレス・イニエスタが決勝ゴールをあげ、スペインをワールドカップ初優勝へ導いた。