香川の得点なく土壇場で無念の引き分け
ブンデスリーガ第7節、香川真司所属のドルトムントはホームにダルムシュタットを迎えたが、2ー2で引き分け。香川は先発、ロスタイム1分までプレーしたがゴールなし。
昇格組ダルムシュタットが守備重視の布陣を敷き、ドルトムントはゴール前でチャンスを作ることに苦労する。
17分にはギュンドアンのパスが奪われると、ダルムシュタットは左サイドのラウシュが縦のスペースにボールを入れる。中央から左に走ったゴンドーフがこれを受け、中にセンタリングを上げると、後方から走ってきたヘラーがゴール。
ダルムシュタットが素早いカウンターから先制点を奪った。直後の20分、ドルトムントもロイスが絶妙のグラウンダーセンタリングをゴール前に入れるが、オバメヤンがこれをはずしてしまい、同点にはならなかった。
59分、ドルトムントはロイスに替えヤヌザイをピッチに送り出し、攻撃のリズムチェンジを図る。
すると63分、香川が左から右へダイアゴナルのパスを出し、ペナルティエリア右のギンターが中へ折り返すと、オバメヤンがダイレクトシュートをゴール右下に決め1-1の同点に。
さらに71分、ヤヌザイの縦パスがスルに当たりオバメヤンの足元へ転がると、これを冷静に決め、ドルトムントが瞬く間に試合をひっくり返す。
しかし90分、ダルムシュタットはFKのこぼれをスルがゴール左下に蹴り込み、土壇場で同点にもちこんだ。このまま2-2の引き分けた。
試合後、香川は「ここ2試合は、特に前半はうまく試合に入れてなくて、その中で失点してしまって…。ビハインドを背負った状況で戦うのはどうしても苦労しますし、相手に自信を与えてしまいますし。それが続いているのかなという気がします。うまくいかなかった時にどうやって戦うのかというのを、もっとチームとして考えていかないといけない」と語った。