Suarez returns to the pitch after 4 months ban. -El Clasico in Madrid-
文・写真:原 悦生
Text & Photo: Etsuo Hara
6月、ブラジルでのワールドカップ、コロンビア-イタリア戦での噛み付き事件から4か月、あのスアレスがピッチに戻ってきた。
またなの? あの時、誰もがそう思った。
昔はケンカをすると、すぐに噛み付く子がいた。
本能のままなのだろうが、子供ならまだしも、厄介だ。
マイク・タイソンはリングで対戦相手の耳に噛みちぎった。
スアレスの件は公式には3回目だという。
子供のころもよくかみついていたとしか思えない。
渦中、リヴァプールからバルセロナに移籍したスアレスに用意された復帰の「デビュー戦」はアウェーでのクラシコ。
ちょうど、ペナルティが解ける時期と重なったのだが、クラシコにぶつけたところがバルサの話題作りだった。
当初、「先発はない」と思われたが、スアレスは先発してきた。
ボールタッチは極端に少なかったが、ネイマールの先制ゴールをアシストした。
だが、アンチェロッティのレアルはルイス・エンリケのバルサを上回った。
クリスティアーノ、ぺぺ、ベンゼマ。
終わってみれば3-1で、レアルは今シーズン無敗だったバルサに土をつけた。