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オランダ 2-1 トルコ

【2024年7月6日 オランダ 2-1 トルコ ベルリン・オリンピアシュタディオン】

得点
35分 サメト・アカイドゥン(トルコ)
70分 ステファン・デ・フライ(オランダ)
76分 オウンゴール(オランダ)

76分、グラウンダーのボールにコーディ・ガクポが大外から詰め(記録はオウンゴール)、オランダが逆転に成功。20年ぶりの4強入りを果たした。

トルコはアルダ・ギュレルが中盤でボールを持とうとするものの、オランダは素早いプレスでそれを阻止。

それでも、この日は出場停止が明けたハカン・チャルハノールがスタメンに復帰。精度の高いロングボールでオランダの中盤の守備を飛ばし、ラインの裏を突いてゴールに近づいた。

コーナーキックを獲得できるようになると、35分にはサメト・アカイドゥンがヘディングでゴールを奪い先制。

サポーターは発煙筒を焚き、歓喜に浸った。

その後もトルコは積極的なプレーを続け、オランダはなかなか反撃に転じられず。

後半、オランダは後方からじっくりとボールを動かし、トルコを揺さぶる。トルコは自陣に釘付けにされつつもゴールを許さなかったが、70分についに被弾(写真)。オランダはそのまま攻め続け、76分に勝ち越してみせた。

87分には攻撃の要であるメンフィス・デパイとシャビ・シモンズを下げ、オランダが逃げ切り。

2004年以来の準決勝進出を果たした。

決勝トーナメントに入ってから2試合とも90分で決着させたオランダは、2試合とも延長戦を戦ったイングランドと準決勝で争うことに。ロナルド・クーマン監督は「体力的な差で最終結果が決まることはない」とコメントし、自分たちのプレーの質を重視する姿勢を改めて打ち出した。