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ポルトガル 2-1 チェコ

【2024年6月18日 ポルトガル 2-1 チェコ ライプツィヒ・スタジアム】

得点
62分 ルカシュ・プロボド(チェコ)

69分 オウンゴール(ポルトガル)

90+2分 フランシスコ・コンセイソン(ポルトガル)

フランシスコ・コンセイソンのゴールでポルトガルがチェコに逆転勝利。後半アディショナルタイムでの劇的な決着となった。

ポルトガルは41歳のペペが先発出場。大会史上最年長出場記録となった。

立ち上がりからポルトガルがボールを持つ試合展開になったものの、引いたチェコを崩しきることができず。FWのラファエル・レオンも下がってボールを受け、前ではなく横やマイナスへのプレーが多くなった。

守備に専念するチェコに対し、ポルトガルは中央でビティーニャがボールとともに動くように。

しかし、チェコの守備陣を揺さぶるには至らず。前人未到6度目のEURO出場となったクリスティアーノ・ロナウドがゴールに迫る場面もあったが、スコアレスで前半を終えた。

後半も前半同様の構図となったが、先制したのはチェコだった。62分、右からのクロスが大きく流れてしまったものの、それを拾って攻撃を継続。最後はルカシュ・プロボドのシュートがネットを揺らし、守備一辺倒だったチェコがワンチャンスをものにした。

まさかの展開となったポルトガルは攻勢を強める。ブルーノ・フェルナンデスやベルナルド・シウバがボールを運ぶ回数も増え、エリア内へのボールを続けた。

69分にオウンゴールで同点に追いついてからもポルトガルは猛攻を続けたが、チェコが耐え抜いて後半アディショナルタイムへ。

チェコが粘りきるかと思われたが、ポルトガルの執念が上回った。90+2分、ペドロ・ネト(写真)が左サイドを突き進んでボールを入れると、フランシスコ・コンセイソンがゴールを奪いついに逆転。初戦での白星を掴み取った。

ポルトガルの名サイドアタッカー、セルジオ・コンセイソンの息子であるフランシスコ・コンセイソンは21歳。A代表には今年の3月に初召集されたばかりだ。ポルトガルに勝ち点3をもたらしたこのゴールで、史上2組目となる「EUROでともにゴールを決めた親子」にもなった。(※史上初はイタリアのエンリコ・キエーザ、フェデリコ・キエーザ親子)