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オーストリア 0-1 フランス

【2024年6月17日 オーストリア 0-1 フランス デュッセルドルフ・アレーナ】

得点
38分 オウンゴール(フランス)

大会4日目、優勝候補のフランスが登場。キリアン・エンバペが牽引するチームはオーストリアに苦戦を強いられたものの、勝利という結果を掴み取った。

フランスは2年ぶりのサプライズ招集となったエンゴロ・カンテが先発。サウジアラビアでプレーする33歳は以前と変わらぬ輝きを放ち、ピッチ中央でオーストリアの攻撃を阻み続けた。

カンテの働きでオーストリアに主導権を与えないフランスは縦へのボールを使ってゴールを目指した。しかし、アントワーヌ・グリーズマンがトップ下の位置で奮闘したものの、オーストリアの粘りに苦戦。ゴールを奪えずに時間が過ぎていった。

攻撃の圧でオーストリアの守備を決壊させたかったものの、マルクス・テュラム(写真)とウスマン・デンベレの両翼のパフォーマンスが上がらず。チームとしてオーストリアを崩しきれなかった。

アドリアン・ラビオ(写真)とカンテ、グリーズマンは最前線のエース、キリアン・エンバペの個を使ってゴールをもぎ取ろうと試みる。

エンバペにボールが向かうと一気に怖さが出てくるフランスの攻撃だったが、オーストリアの好守が続いた。

それでも39分、右サイドで仕掛けたエンバペがクロスを入れると、オーストリアDFのクリアがゴールに吸い込まれる。オウンゴールでフランスがリードを奪った。

後半もフランスの攻撃はエンバペ抜きでは成り立たず。

しかし、追加点は奪えない。抜け出したエンバペがGKと1対1を迎える場面もあったが、ネットを揺らすことはできなかった。

終盤、空中戦を競り合ったエンバペが相手の肩に自ら顔を叩きつけてしまい大流血。鼻を骨折したエースは交代を強いられた。フランスは1点差のまま勝利したものの、優勝にはエンバペの存在が不可欠。彼の復帰時期とその後のパフォーマンスが優勝候補の運命を決めそうだ。