写真をタップすると拡大・スライド可能

FC東京 0-1 FC町田ゼルビア

【2025年2月22日 FC東京 0-1 FC町田ゼルビア 調布・味の素スタジアム】

得点
82分 西村拓真(町田)

突破を試みる安斎颯馬をファウル覚悟で止めるナ・サンホ。90分間タイトな展開が続いた試合は、時間とともにスコアレスドローの気配が強まっていった。

東京の松橋力蔵監督と「力」繋がりということで、元プロレスラーの長州力さんがゲストとして来場。「飛ぶぞ」の合唱やバズーカでのプレゼントでサポーターを盛り上げた。

試合は、町田がピッチを広く使って攻撃手段を変えながらゴールを目指し、東京がそれに対応する、という構図で進行。特に、オ・セフンに入るボールに対して森重真人が強さを発揮し、シュートチャンスをなかなか作らせなかった。

オ・セフンとともに攻撃の加速を担う望月ヘンリー海輝に対しては、ロングボールに岡哲平が、そのフリック先を高宇洋と長友佑都がケア。長友は地上での直接対決でも勝負強さを見せ続けた。

町田の攻撃にしっかりと対応してみせた東京はボールを繋ぎながら前進するが、シュートの場面で岡村大八と昌子源が立ち塞がり、こちらも決定機には至らない。俵積田晃太がセットプレーのキッカーを務めたが、GKの谷晃生を筆頭にハイボールに強い町田の守備陣からゴールを奪うことはできなかった。

強引な突破やファウルでの阻止も増えていったが、両チームともに集中力は途切れず。スコアレスのまま後半に突入することになった。

町田は51分という早い時間にオ・セフンを藤尾翔太と交代し、裏への動き出しを増やすことを選択。しかし東京はそこにもしっかりと対応し、互いに消耗しながらスコアレスの時間を続けた。

東京も佐藤恵允(写真)と安斎颯馬の同時投入で攻撃に変化を出そうとしたが、こちらも町田にうまく対応され、両チーム得点の気配が高まらないまま終盤を迎えることになった。

東京に帰ってきた橋本拳人も登場したが、ゴールは生まれず。

ドローが妥当に思われた試合は82分、センターフォワードの位置にポジションを移していた西村拓真が左サイドからのボールを押し込み町田が先制。我慢比べを制して勝ち点3を獲得した。