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FUJIFILM SUPER CUP2025 ヴィッセル神戸 0-2 サンフレッチェ広島

【2025年2月8日 ヴィッセル神戸 0-2 サンフレッチェ広島 東京・国立競技場】

得点
12分 トルガイ・アルスラン(広島)

70分 荒木隼人(広島)

カップを掲げる佐々木翔。広島がFUJIFILM SUPER CUPを制した。

火曜日にホームで上海海港とのACLEを戦う神戸は、昨シーズンMVPの武藤嘉紀をはじめ、大迫勇也や酒井高徳ら主力をベンチスタートに。広島は水曜日にベトナムでのACL2を戦うが、こちらは昨シーズンの主軸に18歳の中島洋太朗、新加入のジャーメイン良(写真)や田中聡を組み込んだ現時点でのベスト布陣で臨むことを選択した。

立ち上がりから優位に試合を進めたのは広島。安定した最終ラインが神戸のロングボールにしっかり対処すると、ボール保持からスペースを突く攻撃で神戸を押し込んだ。

昨シーズン、途中加入ながらいきなり広島に欠かせない選手となったトルガイ・アルスラン。今シーズンは開幕からチームの中央に君臨し、攻撃の質の高さを担保する。

先制点は12分、中野就斗のクロスをアルスランが頭で合わせた。

神戸は64分に武藤(写真)、大迫、酒井の3人をまとめて投入し、反撃を狙う。

しかし70分、広島はコーナーキックから荒木隼人のヘディングが決まり追加点を獲得。

2点ビハインドとなった神戸は大迫が経由地と終点の両方になって強引な反撃を展開するが、広島は佐々木を中心に対人の強さを発揮し、それを許さない。

そのまま完封で試合終了。広島がスーパーカップを制し、今年こそのリーグ制覇へ向けて好スタートを切った。

ミヒャエル・スキッベ監督は「自分たちのほうが明らかにアクティブだった。自分たちがやりたいアグレッシブでオフェンシブなサッカーをキックオフから見せることができた」と手応えを語った。昨年は新スタジアム元年に優勝争いを繰り広げたものの、終盤の失速で2位に終わった。引退した青山敏弘(左)もコーチに加わり、今年こそのリーグ制覇を目指す。