【2025年2月8日 U-18Jリーグ選抜 4-1 日本高校サッカー選抜 東京・国立競技場】
得点
19分 吉田湊海(Jリーグ選抜)
24分 大西利都(Jリーグ選抜)
65分 粕谷悠(高校サッカー選抜)
75分 林駿佑(Jリーグ選抜)
80+1分 長南開史(Jリーグ選抜)
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後半アディショナルタイム、ゴールを決めて祝福される長南開史(手前/柏レイソル)。今年のNEXT GENERATION MATCHはJリーグ選抜が4-1で快勝した。
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直近5大会はJリーグ王者のユースチームと高校サッカー選抜が対戦してきたが、今年は2019年以来のJリーグ選抜と高校サッカー選抜による試合となった。
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Jリーグ選抜のコーチには林卓人(左)や引退したばかりの柿谷曜一朗も名を連ねた。
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大谷湊斗(右/昌平)と小林志紋(サンフレッチェ広島)。貴重な機会に、選手たちはプレスと仕掛けを繰り返し、活気のあるサッカーが繰り広げられた。
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大川佑梧(鹿島アントラーズ)。急造チームながら、はつらつとした全力プレーを続けつつ、それぞれのポジションが役割を冷静にこなした。
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柚木創(左/流通経済大学付属柏)と恩田裕太郎(川崎フロンターレ)。局面ごとの対人戦では各選手が積極的に勝負し合った。
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藤原優希(左/前橋育英)と千田遼(ファジアーノ岡山)。点差に関わらず、そして試合終盤になろうとも、プレーの勢いが弱まることはなかった。
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そんな試合を締めくくったのは長南開史。柏レイソルU-18でプレーする彼は、同時に柏レイソルU-15の選手でもある。つまり飛び級でチームに加わっている選手であり、現在中学3年生の15歳だ。左サイドバックとしてスタメンに抜擢されると、後半はポジションを1つ上げ、さらに両サイドでプレー。6選手が交代した中でフル出場を果たすと、後半アディショナルタイムに前線へ飛び出し、左足を振り抜いた。
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寄せてくる相手に対し、ゴールからやや遠ざかる形でボールをコントロールして放った長南のシュートは、ニアサイドに突き刺さりゴールとなった。
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先輩たちも大喜びで、「お前スーパーだわ!」と言いながら15歳を揉みくちゃに。Jリーグ選抜が4-1で勝利すると、長南は場内インタビューで「速くて強い選手になりたい」とコメントした。世代別代表でも飛び級でU-17のパラグアイ遠征メンバーに選出され、NEXT GENETATION MATCHでは久保建英以来となる飛び級出場を果たした彼は、これからどんな選手になってゆくだろうか。