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ドイツ 2-0 デンマーク

【2024年6月29日 ドイツ 2-0 デンマーク ドルトムント・BVBシュタディオン】

得点

53分 カイ・ハヴァーツ(ドイツ)

68分 ジャマル・ムシアラ(ドイツ)

トニ・クロースとともにドイツを支えるマヌエル・ノイアー。完封勝利で難敵デンマークを下し、自国開催での優勝へ前進した。

2勝1分でグループリーグ首位通過を果たしたドイツ。ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるチームはこの日も立ち上がりに高い集中力を発揮し、デンマークの力を出させる前に自分たちのペースに持ち込んだ。

引退を表明しているトニ・クロースはこの日もドイツの心臓に。クロースを経由して攻撃が始まるサッカーは健在だ。

ニコ・シュロッターベックは空中戦の強さを発揮。ゴールチェックで取り消しとなったが、コーナーキックからネットを揺らす場面もあった。

試合のペースを握ったドイツだったが、デンマークのGKカスパー・シュマイケルが好守を連発。流れを少しずつ取り戻され、前半を0-0で終えた。

後半、立ち上がりにデンマークがゴールを決めるも、これもゴールチェックで取り消しに。これでドイツは再び集中力を高め、3バックに変更したシステムで個が強さを発揮していった。

53分にPKで先制すると、68分にはジャマル・ムシアラが追加点を奪い2-0に。

リロイ・サネも相手を困らせ、ドイツがリードを保ったまま残り時間を減らしていった。

そのまま2-0で試合終了。ナーゲルスマン監督は「チームは自分たちが優れていることに気付きはじめている」と自信を口にした。

前回のEUROで心停止に陥ったクリスティアン・エリクセンが最高峰の舞台で再び輝きを放ち、全体でも好チームぶりを示したデンマークだったが、開催国の前に敗退。カスパー・ヒュルマンド監督は「我々はクロアチアのようにビックチームに肩を並べることができるレベルを目指している」と、新しい世代の育成を国内のクラブチームと連携して取り組むことを語り、早くも次を見据えた。