【2024年6月2日 川崎フロンターレ 2-1 名古屋グランパス 川崎・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu】
得点
6分 家長昭博(川崎)
18分 家長昭博(川崎)
89分 ハ・チャンレ(名古屋)
18分、三國ケネディエブスからボールを奪った家長昭博。そのまま2点目を決め、川崎の勝利を引き寄せた。
川崎は橘田健人をサイドバックとして起用。前半は左、後半は右と両サイドでプレーした彼は、ストロングポイントである球際の強さをポジションに関係なく発揮し、名古屋の攻撃力を削いだ。
6分、川崎がコーナーキックを得ると、高井幸大がニアでそらし、大外の家長昭博がダイビングヘッド。
「鳥栖戦でも同じような形から取っていて、試合前に話していた」と名古屋の長谷川健太監督が悔やんだように、192cmの高井が出場している時に見せる得意な形がハマり、川崎が幸先よくスコアを動かした。
名古屋は倍井謙(写真)と中山克広の両サイドのドリブラーが攻撃の中心となってゴールを目指したが、川崎は両サイドバックの大南拓磨と橘田健人が対人守備で力を発揮。
2-0迎えた後半、川崎は強まった雨の中でも良い時の川崎らしいリズムでプレーし、優位に立ち続けた。
名古屋はキャスパー・ユンカーにボックス内でプレーさせることが難しく、59分に3枚替えを敢行することになった。
流れを変えたい名古屋だったが、川崎は家長やバフェティンビ・ゴミス、橘田、瀬古樹らが局面での強さを発揮し続け、簡単にはそれを許さない。
それでも、中山(写真)と森島司が連携して右サイドを突破口にし、終盤にかけてついに猛攻を実現。
しかし、89分に名古屋が1点を返したものの、チョン・ソンリョンの好守もあり川崎が逃げ切った。