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スアレスの復帰とクラシコ

Suarez returns to the pitch after 4 months ban. -El Clasico in Madrid-

201410

文・写真:原 悦生
Text & Photo: Etsuo Hara

 

6月、ブラジルでのワールドカップ、コロンビア-イタリア戦での噛み付き事件から4か月、あのスアレスがピッチに戻ってきた。

またなの? あの時、誰もがそう思った。

昔はケンカをすると、すぐに噛み付く子がいた。
本能のままなのだろうが、子供ならまだしも、厄介だ。

マイク・タイソンはリングで対戦相手の耳に噛みちぎった。

スアレスの件は公式には3回目だという。
子供のころもよくかみついていたとしか思えない。

渦中、リヴァプールからバルセロナに移籍したスアレスに用意された復帰の「デビュー戦」はアウェーでのクラシコ。
ちょうど、ペナルティが解ける時期と重なったのだが、クラシコにぶつけたところがバルサの話題作りだった。

当初、「先発はない」と思われたが、スアレスは先発してきた。

ボールタッチは極端に少なかったが、ネイマールの先制ゴールをアシストした。

だが、アンチェロッティのレアルはルイス・エンリケのバルサを上回った。

クリスティアーノ、ぺぺ、ベンゼマ。

終わってみれば3-1で、レアルは今シーズン無敗だったバルサに土をつけた。

 

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